あの花を何度でも愛そう



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秋の半ば。
母はあたしに何も言わず再婚した。

今まで救いだった父はあたしを置いて出ていき、
残ったのは
あたしを嫌いな母とそんな母を好きな男とそれの息子。


父が最後に言った『頑張れ』は、あたしを苦しめた。


新しい父は金持ちでスリムで、前の父とは全く違った。