あの花を何度でも愛そう




「100歳になるまで、生きるよっ。みんこともせりくとも、いちやとも、みーんなと仲良くしていたいんだよっ」



その言葉を聞いたとき
僕の頬に冷たいものが流れた。








そうだ…
ずっと…




「…その言葉が聞きたかった」






ゆりはまた笑った。






「いちや、いつから泣き虫になっちゃったの?…もお」





そういって背伸びしながら僕の涙をふいてくれたゆりに

本気で愛しいと思った。