あの花を何度でも愛そう




今日もいつも通り
僕は幸子(仮)を抱きながらゆりと喋っていた。


病院の個室は意外と広い。
会話が途切れると
点滴のポチャン…という音が響いた。





-----コンコン


誰かがきたようだ。


ゆりは「はーい」と陽気に返事をした。