ゆりの余命は刻々と近づいていた。 コホコホと小さな咳は 日に日に ゴホゴホと大きくなっていった。 そして僕は、ゆりを入院させた。 ゆりは嫌がっていたけど しょうがなかった。 みんことせりくは 忙しいのに毎日お見舞いに来てくれた。