「…お薬飲んだって治らない。だったら飲まない方がいい。 …ゆりの人生にね、辛いことはいらないの。 だからね、笑って死にたい」 気づいたら頬を涙がつたっていた。 儚く笑うゆりが 綺麗すぎて 涙が止まらなかった。 死ぬのはまだ早い。 ゆりは生きるべき人なのに。 ゆりは僕を見て、哀しそうに微笑んだ。 そして僕の涙を拭って 「もう。いちやの泣き虫」 と言った。