「あれゆり、まだ髪乾かさねーの?」 「髪乾かしたくない〜!めんどくさいんだもん!」 ゆりは小さい子みたいにだだをこねる。 「風邪引くだろ」 僕がそう言ってもゆりは全く聞かない。 「……髪乾かしてやるからドライヤー持ってこい」 僕が呆れながら言うと、ゆりは弾ける笑顔で頷いた。