「…なんだその不思議な歌は」 僕の母は断じて優しくない。 「えー?『いちやのうた』作詞・作曲 川合ゆり」 ゆりはまたわけわからんことを言って、『じゃかじゃん』と、エアギターをひきだした。 そしてまた、歌い出した。 「いーちーやーのおばーさんはー!」 「だーっ!!うるさい!近所迷惑だろ!」 僕はあたふたしながらスキップするゆりを捕まえた。