ゆりの前向きさや健気さは 僕はもっと見習わなきゃいけない。 余命1年のゆりを、背けず向き合わなければいけない。 そう、強く感じた。 -------------- 教室でお弁当の包みを広げ、僕達は昼食をとった。 お弁当箱の蓋を開けると、ごはんと海苔のみ。 ふたを開けたまま固まる僕をみて、「なになに?」と、みんな弁当を覗きこんだ。