僕はしゃがみ、花を近くにおいた。 そして手を合わせて目を閉じた。 「久しぶり。おばさん。これ……造花でごめん。いま冬だから、なくってさ。おばさん、向日葵好きなんだろ?だから…。」 僕はそう言い、目を開け、また話し出す。 「…ゆりは今日、病院なんだ。なんつーか…おばさんみたいに体弱いから……」 北風が僕の頬を打つ。 雪がぱらぱらと降りだした。