わたしはそう考えていると 鼻の奥がつーんとして 目頭が熱くなった。 お医者様は戸惑っている。 そんなお医者様に、わたしははっきりと告げた。 前を向いて。 「ゆりはもう、お薬はいりません。 この短い人生に、辛いことはいらないの」