------------- あのあと僕はゆりと別れて、花屋へ向かった。 花を買うときはいつもその店だった。 その店はおばあさんが経営してる小さな店。 でもあったかい感じがして、僕は好きだった。 店には誰もいなかった。 僕は小さな声で呼んでみた。 「すみませーん…」 すると、店の奥からおばあさんが出てきた。