My new boyfriend【短編】



確かある有名ブランドの、クリスマス限定のペアリング。

こういう系のものに疎い私でも、ファッション誌の大人なクリスマスプレゼントコーナーで見たことあるよ。


隼人……私のためだったんだね。

どうしよう………


「ううっ……うれしい………」

「ははっ!……それ、泣いてんの?喜んでんの?」

「どっちも…」

「ったく。」

ぐちゃぐちゃな私の顔を、優しく手のひらで拭い、顔を近づける。