「隼人、コレ───────」 「バイトして金貯めて買ったの。莉央にバレたくなかったから隣街でバイトしてたの。居酒屋で皿洗いだったから制服はまずかったから私服に着替えて行ってたの。」 照れると、照れ隠しのためか、早口になる隼人。 「高かったでしょ……」 「そうでもねーよ。その石、たいしたことねーし。」 「そうじゃなくて!」 だってコレ、見たことあるもん。 「雑誌で見たことあるよ、コレ。有名なブランドのヤツじゃん!高いじゃん!」