隼人の手のひらは、氷のように冷たかった。 ……隼人の言ってることがうそじゃないってわかって、さらに涙が溢れた。 「どっ、どうして……待ってたのっ…うっ……」 冷たい隼人の手…… でも隼人が好きすぎる私には、それがあたたかく感じられる。 ああ隼人だ、隼人がここにいるって… 私、ばかだから、こんなことばっかり。 「だって、クリスマスってさ、恋人と、過ごすものじゃないの?」