「……やっぱり、こっちはやめようか。」 いつもの散歩コースはやめだ。 だって……。 「……私には、アレックスがいるもん。」 我ながら痛いヤツだな、なんて思う。 でも、ハァハァ言いながら嬉しそうにしっぽを振りながら歩く愛犬を見ていると、心が和む。