「これ、私と高木からのプレゼント~♪今日のお昼はこれ食べなさい。」 彩名に勝手にパンを取られて、何すんだよって感じだった高木くんも、彩名の意図がわかり、私にほほえみかけてくれてる。 「……いいの?高木くん。」 「いいよ。黒沢の言う通り、ひとつ減っても変わりないから。」 そう言って、ニッコリと優しい笑顔をくれた。 「…高木くん、ありがとう。」 その優しさに、涙が出た。