愛情の延長線上

ああ。この言葉だ。

胸にギュッと来る、この言葉。

力を入れた腕と足が緩んでしまいそうなくらいに甘い、短い旋律。

私じゃなきゃダメなんだ、私だけが彼のすべてなんだ、そう言われた。

嬉しくて仕方ない、言葉。

「好きだから、みなみが……君しか、僕には要らないから……」

それがこんなにも私を縛り付ける。

気持ちがよすぎる、イバラの鎖だ。

痛いくせに、香りの心地よさにはまって抜け出せない。

いや……抜け出す気なんて、初めっからない。