愛情の延長線上

「っ、みなみ……」

バチバチと盛大に窓を打つ雨音にも、響く私の恥ずかしい声にも掻き消えてしまうくらい小さな声で、彼が囁く。

「僕を、離さないで。僕から、離れないで」

「っ、っ――!」

彼の一物がさらに深く入り込んで、私は思わず、声にならない声をあげながら彼を突き放してしまいそうになった。

けど、食い込んでいた爪が、それを留めた。留めてくれた。

離さないで、離れないで……彼は、そう言ったんだ。

足の先が震える。腰がもう役に立たない。腕にだってもう、力が……。

だけど、それでも、彼は離れないでほしいと私に言った。

私も、彼から離れたくなんかない。