あたしは家に着くと、まず最初にお風呂に入った。
「千里が心配しないようにしなくちゃ…………。」
いつまでも泣いていたら目が腫れてきちゃう。
それを見た千里がどう思うかは分からない。
でも…………絶対に良い気分はしないから。
だったら、少しでもあたしが『元気』に過ごして居れば良い。
その結果であたしが千里に何か不快な思いをさせてしまったなら、
あたしは千里の前から居なくなろうと思ってる。
大袈裟なのかもしれない。
考えすぎだって思われるかもしれない。
でも、千里に…………冷たくされてあたしはニコニコとは笑っていられないと思う。
「千里、あたしを嫌いになってよ…………。」
そっと呟いてあたしは身体に残る千里の想いを掻き消すかのように眠りに落ちた。
深い深い眠りに着いて、このまま起きずに明日が来なければ良いのに………。
そしたら、あたしは千里との幸せだった出来事だけを考えていられるのに………。

