あなたの想いは誰に??








「うん、分かった。」





しかし、千里にはあたしの声は聞こえていたらしく。




「行こう??」





そう言って、あたしの手を取った。




「俺が1人暮らしなの知ってるよね??」



千里の家へと向かう電車の中では……………。





「前に千里が話してくれたんじゃん。」




「そっか、夕希は料理が出来るよね…………。」




「まぁ、簡単なのはね??」




「オムライスって作れる??」




「オムライスなんて簡単だよ??1番あたしの中で得意だもん。」




「俺、オムライスが好き。」




「じゃあ、スーパーに行こう!!!!」




「スーパー??」




「うんっ!!!!材料買いに行くよ!!!!」




「材料って…………何の材料??」




「もちろん!!!!オムライスに決まってるじゃん!!!!」




「作ってくれんの!?!?」




「わざと手料理の話しをしたのは誰ですかぁ~!!!!」




和やかな会話をしながら買い物をして、たくさんのお菓子を買ったりして。




「ハイ!!!!ここが俺の家です!!!!」




敬礼の真似をしながら千里がふざけた様に言う。




「千里警部!!!!お邪魔いたしますっ!!!!」




「うむ、上がって良いぞ!!!!」




玄関先でもそんな会話をして中へと上がる。