「最初は、さ。なんだコイツって思ってた。
いきなり好きとか言うし」
「う゛…」

「けど。今日はどんな告白だろう。
どんな話するんだろうって思うようになった。
4限目が終わるのが、待ち遠しかった」

え……。


「昨日、中々来なくてイライラした」

「お前と話す時間が、楽しかった」


ねぇ、これって…
自惚れても、いいのかな。


「おまじないだって、バカにしてたんだけどさ。
凄いな、おまじないって」

「南雲くん…」

「一回しか言わねぇから、よく聞けよ」

「…亜美が好きだ」

「っ!」