「あーみ!」
「優佳、どうしたの?」

この子はあたしの友達の優佳<ユカ>。
あ、自己紹介してなかったよね。
あたし、冬田亜美<フユタアミ>。

「宿題のプリント、やった?」
「宿題なんてあったっけ?」
「…亜美に聞いたあたしがバカだった…」
「ちょ!さりげなく失礼なこと言わないでよっ。優佳こそ、してないでしょ?」
「てへ」
「人のこと言えないじゃん」
「あたしは、覚えてたもん♪」
「それ、自慢になんないって!」
「アハッ!一緒にやっちゃお?」
「だね」

あたしと優佳は教科書を見ながら宿題のプリントを解いていった。


運命の出会いは、

刻一刻と、迫っていた。