おまじないも順調に進み、今日で折り返し地点の3日目だ。

いつも通り、南雲くんの教室へ向かう。

「こんにちは!」
「ホントにピッタリ…」
南雲くんの前の席の男の子がそう呟いた?

首を傾げていると、男の子が口を開く。

「いやね、こいつがボソッと“そろそろ来るな”って言った瞬間君が来たからさ〜」

「へ?」
「余計なこと言ってんじゃねーよ」
「へいへい。邪魔者は消えますよ」
そう言ってどこかへ行った。

「おい」
「はいっ」
「その緩みきったマヌケ面どうにかしたら」

…どうやらまたマヌケ面になっていたらしい。