まさかと思ってあの集団に目を向けてみると、弥生がそこにはいた。
「弥生!?なんでそんなとこに!?」
「んなっ!依亜、知らないの!?
学校の王子様を!!!!!」
「…はぁぁぁ?」
あたしは心底呆れた。今の世の中王子様なんているわけないじゃない。…てかみんなその王子様目当てで集団を?
意味が分からない!!なんで居もしない王子様に集っていられるの!?
「ちょっと…弥生!遅刻するってば!」
「いいの!王子様のためなら遅刻なんてちっぽけなモンよ!
もう依亜は先に行ってて。もう少し…もう少しで顔が拝めそうなの!」

