この声は――… 千尋君 何、あたし期待しちゃってたんだろう 何でか今あたし、伊吹が追いかけてきてくれたって手を引かれた瞬間思っちゃった… 本当、バカみたい 「ふぇ…っ………ひっく……ふっ…………うぅー……っ……」 道にはあたしの嗚咽が響いている 「大丈夫。 俺が、顔見えないように泣き止むまでずっと、抱き締めててあげるから」 千尋君は、優しいよね それに比べて伊吹は…。 ……―――なんで、伊吹なんか好きになっちゃったんだろう