朝になった。 俺はベットの上で窓の外の空をただ無気力に眺めていた。 やっと会えると思ったのに…。リナと話して笑えると思ったのに…。 現実はあまりにも酷だ。 「リナ…。」 名前を呼んでも返事はなくて…。苦しくて苦しくて…。 写真の中では三人で楽しそうに笑っている…。今はそんな当たり前だった毎日に戻りたくて戻りたくて…。 弱いな。 「俺ってほんとに弱いな…。アハハッ」 俺は、笑って笑って……。 泣いた。