いつものように車に乗り込み、エンジンをかける。 いつもと同じ道を走る。 矢野ユウヤはなんでキラに本当のことを言わない? 矢野ユウヤも記憶喪失…? 絶対違う。 まさか…。 俺とキラが闇の掃除人だということを知ってるから…? そうだとしたら…。 「くそっ…。なんでもっと早くに気付けなかったんだ…。」 ハンドルを殴る。 手はジンジンと鈍い痛みがした。 その痛み以上に胸の奥が痛くて痛くて…。恐怖に押しつぶされそうだった。