廊下を歩いていると

トントントントンっ

と、包丁の音が聞こえた。

チラッと覗くと

斎藤さんと原田さんが

料理をしていた。

二人が担当なのかな?

「あっおはょ。飛華流ちゃん」

原田さんが私に気付き

声をかけてきた。

『おっおはょうござぃます。二人が料理担当なんですか?』

「料理は当番で交代制だ。」

斎藤さんが私に見向きもしないで

冷たく言い放った。