『そっか。サンキュ。』 携帯をポケットに入れると。 真剣な顔をした。 『蓮。かなりやばいかもしんね。』 『どういうこと?』 『とりあえず、説明は後で。 早くしねぇととにかくヤバイ。 とにかく急ぐぞ。』 響生くんは駐車場に止めてあった 車に乗り込んだ。 『いいから、早く乗って。』 『お邪魔します。』 助手席に乗ると、 響生くんはサングラスをかけた。 『家じゃねぇんだからさぁ。 「お邪魔します」はないだろ?』 と言って笑った。 それにしても派手な車だな。 かなり目立つじゃん。