しばらくすると、 男子数名がこっちに歩いてきた。 『なぁ。あの子可愛くね?』 『どの子どの子?』 『あそこにいる子。 ほら、ベンチに腰かけてる子。』 『あ~。確かに! 俺のタイプじゃん。』 『お前、声かけてこいよ。』 『え~俺が?』 『早く行けって。』 『たく。しょうがねぇなぁ。』 とか言いながら、 近づいてきた。