クレープな恋

高校生活7日目。


「昨日のドラマ見た?」


「見たぁ!最後終わり方やばかったよねぇ!来週早く見たーい」


私は朝のHRまでの時間、

絢とドラマの話題で盛り上がっていた。





すると





「タカノ…サキ…!」







えっ……?

誰!?



私の名前を教室の入り口から呼ぶ人物。


見るからにチャラそうな男子の集団。


きっとあの中の誰かが私の名前を呼んだんだ。



「……はい…?」




「かっわいい~!お前が高野?」


「…………っ!!」



瞬間、私は顔が赤くなっていくのがわかった。


教室にいるみんなが見ている。




は、恥ずかしい~!!



チャラ男たちはまだ何かぼそぼそと言いながらどこかに行った。




「…咲!?知り合い!?さっきのなに?」


絢が興奮しながら聞いてくるが、そんなの私が聞きたい。



「知らない。…なんだったの!?さっきのは…」


絶対に私をからかっているようにしか思えない。


あんな大勢の前で…


信じられない。


「絢に聞かれても…でもさっきの人たちかっこよかったよぉ!!」



「そう!?私顔よく見なかったけど…ってそんなのどうでもいいよ!」



「よくないよくない!絢、タイプかもぉ」


今そんなことどうでもいい。

私はなるべくああいうチャラ男とは関わりたくない。



チャラ男が嫌いな訳ではない。

むしろ、成績優秀真面目くんより、

ユーモアセンスのあるちょっとやんちゃな人がタイプ。


でもさっきのチャラ男は行き過ぎちゃってる。



まだ高校に入学して間もないから、知らない人はたくさんいる。


さっきの人、名前も知らないや。





なんで私の名前を知っていたのだろう?



わからないことだらけだ。