☆ダブル☆ラブ☆ゲーム

「じゃあとりあえず好きな飲み物だけ選んじゃおうぜ」



真哉が冷蔵庫の方へ行ってひとりひとりに何がいいか聞いてきた。



「ゆづは?」



私の番になったから



「あ、私りんごサワー」



と、いうと真哉がニヤリと笑ってありえない事に缶チューハイを投げてきた!



「え!?うそっ!?」



めっちゃテンパって反射的に両手を出したけど、急だったからもちろん受け取れず



そのままチューハイはゴンと音を立てて床に転がった。



「ありえないー!真哉!何すんの!?」



慌てて拾う私の姿を見て真哉はめっちゃ笑ってる。



「ゆづ、ドンくせぇー!取れなかった罰としてゆづソレ飲めよ」



とかめちゃくちゃ訳分からない事を言っている!



「コレ炭酸入ってるから開けたら絶対プシュって吹き出るよ!?」



必死になって真哉の顔の前にチューハイを出すと



「知ってる知ってる。それが狙いだし」



と、笑いながら言って来た。



・・・・・・クソーッ!ガキ!



もういいもん!しばらく置いといたら炭酸も落ち着くし!



そう思って「トン!」と勢いよくテーブルの上に缶を置いた。



バカ真哉!!



クミ達も笑ってて全然フォローしてくんないし。



一人でプリプリ怒ってると



「ごめん。お待たせ」



部屋のドアが開いて愛斗が入ってきた。