何でだろう。 カッターの刃を出す。 何でこんなことしないと おさまらないんだろう。 カッターの刃を手首に当てる。 こんな事を始めたのは いつからだろう。 カッターを動かす。 俺はいつか、 ここから抜け出せるのだろうか。 赤い液体が手首を染める。 ーーまた、やってまった。 残るのは、対象物のない罪悪感と 多少の痛み。 それと引き換えに手に入れたのは 少量の安心感と落ち着き。