私は王子様のお姫様。
出会った時から一目惚れ。そして、恋人になった今でも王子様に惚れています。

キーンコーンカーン……

ピンチだ!予鈴のチャイムが鳴っている!

今日は特別な日。王子様の誕生日なの。

プレゼントに悩みに悩み、やっと決まったプレゼントを持って、学校に向かっている。

昨日、せっかくだから、とケーキを作ったんだけど……3回焼いて3回失敗。
夜遅くまで焼いていたので遅刻。

現在に至る。


バタバタ………


やっと教室へ到着。

「ひ、姫ぇ!?」

愛しの王子様は目を見開いてコッチを見てる。

「お、遅れて…しまって……ごめんなさい……。」

哀愁漂うおじさん先生に謝る。

初めて遅刻したかもしれない。