あの頃雪の日に・・・

それから、私と早柴くんは近くのベンチにすわった。




まだ、私は泣いていたけど…。




そばで黙って座ってくれていた。



「泣き止んだ?」



少ししたら、声をかけてくれた。




「うん、もう大丈夫。
さっきは、ありがとね。」



私は、無理した笑顔で言った。



まだ大丈夫ではなかったけど、これ以上迷惑をかけたくなかったから。