そういえば、私も部活帰りで制服だった。 「あ、はい。 2年4組の溝端夢です。」 「2年4組かぁ。 だからか。 なんか、見たことあると思った。僕は、2年7組早柴洸。 隣町に住んでるんだ。 たしか…」 男の子は話し続けていたが、それよりも、男の子本人に気をとられていた。 見たことはたぶんなかったと思うけど、洸くんってすっごく人気だったから名前は聞いたことある。 たしかに、よく見ると、肌が透き通った肌色で、周りが白く包まれてるような感じの…。 まるで、 「天使みたい…。」