「今日のメニューは、白いパンとコンスープ。ステーキと果実シャーベットでございます。お召し上がりくださいませ」
メイドは、3人。
1人のメイドが言った。
「旦那様と奥様とお坊っちゃまはその通りのメニューでございますが…
お嬢様は、奥様の言いつけで違うメニューをご用意させていただいております」
どうして、あたしだけ…?
「お嬢様は…」
と、言いかけて口をつぐんだ。
何だろうと思い、メイドをみる。
そのもう1人のメイドが
「奥様、本当によろしいのですか?お嬢様が可哀想なのではありませんか?」
可哀想…?
メイドは、あたしを心配しているようだ。
「いいのよ。願いを叶えてあげたんだから、それぐらいして当然だわ」
え…
あ…。
まさか…
何かあるんだろうか。
きっと、あるはず…
だって、お母様なんだから。
「かしこまりました」

