―――――ピー…ガガッ… 『おい、聞こえるか』 通信機から聞こえてくる声に少女が応答する 「こちら、第零地区。聞こえてるわ」 『敵の人数は?』 「2、30人てところ…。子供が一人人質になってる」 『そうか…。なら、まず子供の救助が先だ。だから――』 「先走るなって言いたいんでしょ?わかってるわよ!」 『あ…おいっ―――』 少女は通信機を強引に切り、子供を助けるために敵に向かって行ったのだった…