「あなたに関係があるからよ」
「はぁ?オレに?」
「うーん…正確にはあなたのお母さんがね」
「……!母さんが…」
(もしかして…母さんがやってた仕事ってのは…)
悠太には心当たりがあった
彼の母親・篠原夕紀はMEEOを立ち上げた創立者の一人であり初代総指揮官である
そして、魔法使いの中で一番強いと言われた人だ
「心当たりがあるみたいね」
「まぁ…」
曖昧に答える悠太
またしても黒猫が彼の足元にいた
(こいつ…この間の…)
悠太がクロに触ろうとした瞬間だった
『お前人間じゃないな?』
スンスンと匂いを嗅ぐクロ
クロが突然喋ったことに驚く悠太
「……っ!?しゃ…喋っ…!?」
「……」
明らかに動揺する悠太
そんな彼の様子に奏や圭斗、華澄は動揺することなく普通にしている
『魔法の匂いがする。しかもこの魔法の匂い覚えがあるぞ』
「なっ…」
「クロ、いきなり喋ると篠原くんが驚くでしょ」
『あぁ、ごめんごめん』
足元から離れて奏の元に戻るクロ
「猫が喋った…」
「クロはただの猫じゃないよ」
「え…」
「使い魔」
「使い魔?」


