朱理たちと話をしたあと奏はMEEO最上階へいくエレベーターに乗って少し考えごとをしていた

黒羽が本格的に動くとなればあまり時間がないのは分かっていた
問題はまだまだ山済みである

最上階に着くと、ふぅとひと息付いて気持ちを切り替える

「……"これ"もあたしの責任にかかっているのよね」

ぽそりと呟きながら少し明るい廊下を数メートル歩くと扉のところに警備員らしい男性が二人見張りをしていた

奏に気付くと「止まれ」て言い制する

「ここは立ち入り禁止だ。まず名乗れ」

「……え」

奏がMEEO所属と言いかけると見張りの一人が彼女が誰なのかすぐに気付き「おいっ」と一緒に警備していた男性に小声で言う

すると急にビシッと背筋を伸ばして敬礼をする
一緒にいる見張りもそれに見習う

「水城特別総指揮官!失礼しました!」

「ああ、堅苦しい挨拶はいいわ。……あなた新しく配属になった方ならご挨拶しなきゃね。あたしは水城奏」

「はっ!こちらこそ先程は失礼しました!

「そうかしこまらないで。……それよりも開けてくれる?"彼"と話をしに来たの」

「わかりました。どうぞ」

「ありがとう。あといつも悪いわね。ご苦労様」