裏庭に来て私は入学式の日の事を思い出した。 私が彼に出会った日。 私は桜の木の下で こちらを見ている彼を見つけた。 彼は体の所々に怪我があった。 だから私は怪我の手当てをした。 彼の顔立ちはとても整っていて、スラッと長い足に程よくついた筋肉。 これが世に言うイケメンだと知った。 私は彼に惹かれた。 いっぱい聞きたい事があるのになかなか声に出せない。 あぁ! 私らしくない!! 「ククッ 何百面相してんの?」 「え?」 絶対変な子だと思われたぁ(泣)