「星川?」
かとだいがあたしの様子に気がついた
どうして…どうしてこんなにも
胸が苦しいの…?
「ごめんっあたし先帰るからっ!!」
あたしは自分の家の方へ走った
かとだいの事など頭に入らぬように―――――
「星川っ?」
聞こえない
君の声なんて
聞こえないぐらいに、あたしは走り続けた
未来(先)が見えないこの心の道を―――――……
・・・・・・・
あれから、かとだいから連絡が来なくなった
わからない…
別に好きでもないのに
かとだいからメール来るのを待っているような…
どうしてこんなにも切ないの―――――?


