「あ、なるほどね~この俺が自ら探しに来ちゃったから嬉しいんだ~」
はぁぁぁあ!?
なん~なのこのナルシスト!!
「へぇ~よっぽど嬉しいんだ…まぁ探し当ててやるよ」
トン……トン…
加藤大樹の足音が近づいてくる
近づくたびに胸の鼓動が速くなる
ドクンッドクンッ
…………
「それにしても…ここ真っ暗だな」
加藤大樹があたしが隠れている机の上に座った
偶然とは言い難い…
あたしがここ(机の下)に隠れている事を知っているように
「なぁ…なんで泣いてんだよ?」
泣いてる…のかな?
でも、涙は収まっている
「…虎太郎か?」
ドクン――!
心臓がとびあがった
ナンデシッテイルノ…?