「花言葉、何でしたっけ?」
「さあ? …忘れた」
そんなわけないでしょーが!!!
でもどうせ教えてくれなさそうだから、拗ねるようにプイッと外を眺める。
家に帰って辞典で調べよ。
「花言葉って、おもしろいね」
「…そうですよね!!わたしも大好きなんですっ」
すると、青山さんが思ってもいないことを言ってくれるものだから、つい食いついてしまった。
「あの、花に込められた想い? 昔の人って不器用だったんですねぇ… 切なくなっちゃう」
展覧会に着くまで延々と語りつづけたわたしの話を、青山さんは終始笑顔で聞いていてくれた。


