「またコレに入れてもらえますか?」
拓海さんが選んでくれた桜の花びらの形のボトル。
『畏まりました。お待ち下さい。』
しばらくして、出来上がった香水を受け取り、会計を済ませる。
奈緒もお兄ちゃんへと香水を買ったみたいで会計をしていた。
『あら?あなた…』
不意に横から声を掛けられて振り返る。
「あ…」
そこには、以前産婦人科で会った事のある舞さんの知り合いのみちるさんと言う人が立っていた。
『こないだ、産婦人科で舞ちゃんと一緒にいた子よね?覚えてる?』
「はい。」
ペコリと軽く頭を下げた。
『舞ちゃんのお店のお客様だったのね!?主婦トモかと思ってたわ!』
笑顔で声を掛けてくるみちる。その笑顔はとても綺麗なんだけど、とても人懐こくて、こんな綺麗な人を前にしてもあまり緊張しない。
「えと、私、舞さんのお客様っていうより…」
義妹なんです。
そう答えようとした時、私の携帯が鳴った。
「すみません。」
みちるさんに断りをいれて離れた所で電話を取った。
拓海さんが選んでくれた桜の花びらの形のボトル。
『畏まりました。お待ち下さい。』
しばらくして、出来上がった香水を受け取り、会計を済ませる。
奈緒もお兄ちゃんへと香水を買ったみたいで会計をしていた。
『あら?あなた…』
不意に横から声を掛けられて振り返る。
「あ…」
そこには、以前産婦人科で会った事のある舞さんの知り合いのみちるさんと言う人が立っていた。
『こないだ、産婦人科で舞ちゃんと一緒にいた子よね?覚えてる?』
「はい。」
ペコリと軽く頭を下げた。
『舞ちゃんのお店のお客様だったのね!?主婦トモかと思ってたわ!』
笑顔で声を掛けてくるみちる。その笑顔はとても綺麗なんだけど、とても人懐こくて、こんな綺麗な人を前にしてもあまり緊張しない。
「えと、私、舞さんのお客様っていうより…」
義妹なんです。
そう答えようとした時、私の携帯が鳴った。
「すみません。」
みちるさんに断りをいれて離れた所で電話を取った。

