Love Again【番外編集】

「だったら私も教えてあげない!」




ぷいっと横を向いた私を見てクスクス奈緒は笑う。




『大体想像つくから教えてもらわなくてもいいわ。』




想像って…どんな?





『あ!そこのお店じゃない?』




指差す先にあるのは舞さんが働いていた香水のお店。



「うん。ちょっと寄ってもいい?」



二人でお店に入ると、色々な香が店内をみたしていた。




『私も何か買おうかな?あ!幸一さんにプレゼントしようかな?』





奈緒はメンズ用の香水コーナーへ向かう。




私は店内にいたスタッフに声をかけて、席へと誘導された。




『舞さんから伺っております。早坂様ですね?』





「はい。」




早坂って呼ばれるのがすごく、くすぐったい。



職場でも呼ばれるんだけど、まだ“桜井”って間違えて呼んじゃう人もいる。



私もその方が慣れ親しんでて、“早坂”って呼ばれても、自分の事じゃないと思ってシカトしちゃうときもあるんだよね…




いい加減馴れないといけないよね。





『ボトルはどうなさいます?』




スタッフの人に言われて、鞄から以前使っていたボトルを取り出す。