Love Again【番外編集】

以外と仕事が長引いて、終わった時は8時近くになっていた。



拓海さんは、私が着替え終わるまでの間、車で待ってると言って、先に会社を出ていく。




私も急いで着替えて更衣室を出た時、入れ違いで奈緒が更衣室へと入る所だった。




「奈緒も残業?」




『ちょっと、トラブっちゃって…』





「遅いし、拓海さんに送ってもらう?」





『平気!それじゃお疲れ様。』




更衣室で奈緒と別れて外へ出た。
拓海さんの車は…まだ来てない。




あれ?遅いな…




キョロキョロ探していた時だった。




『亜希!』




もの凄く大きな声で呼ばれて振り返る。





「お兄ちゃん!」




駆け寄って来たのはお兄ちゃん。




『お前、こんな時間まで働いてたのか?帰り遅くて何かあったらどうするんだっ!』




「仕事なんだもん仕方ないでしょう?今、拓海さんもくるから平気よ。私だけじゃなくて、奈緒も今日は遅いでしょう?」





『だから迎えに来た。奈緒ちゃんはまだ中か?』