Love Again【番外編集】

『…ふーん。』




それだけ言って社員食堂を出て行った拓海さん。





あーん、せっかく昨日の件も落ち着いて元に戻ったと思ったのに！
家に帰ったら、また尋問…されるよね…




「ね、今の話、拓海さんにも話してもいいかな？…なんか、疑われてるみたいなの。」





『えっ！？ああ！もちろん！話すべきよ！…っていうか、早坂主任に見られたの？』





「うん…けど、話していいのかわからなくて。」




『馬鹿ね…ちゃんと話しなさいよ。ただでさえ独占欲強い人なんだから。亜希…誤解されたんじゃないの！？ごめんね！？』





「一応、聞いてからの方がいいかなって思って。私、こないだ詳しく聞いてなかったから、どういう事なのか把握出来てなかったし。それで拓海さんに話すのも、間違いがあったら困るなと思って…」




そう言う私に奈緒は、とても申し訳なさそうな顔をした。