Love Again【番外編集】

『それで?すっかり忘れてるようだけど、私とお昼に約束した理由は何?』





うわっ!肝心な事忘れてたっ。





辺りの様子を伺って顔を前に出し、奈緒にもそうするように促す。




テーブル越しに奈緒に耳打ちをした。




私が話してる最中に奈緒は驚いたように私を見る。




『嘘っ…それ本当?』




コクンと頷く。同時に後ろから強い視線を感じて振り返ると…




「きゃっ!」





思わず驚いて立ち上がった。
だって!すぐ後ろに拓海さんが立ってたんだもん!!





『そんなに驚く事?それに、何コソコソ話してたの?』






「べ、別に何も…」





そう答える私に明らかに不機嫌な顔になった拓海さん。