Love Again【番外編集】

『そんな気は全くなかったよ!信じて?

昔から護って同い年なのに私の事妹みたく扱うの。

たまにバカにされる時もあって悔しくて、護に弱点はないのかな?って探してた時期があって。』





「うん?」




言いたい事がよくわからないけどまだまだ続きそうな話に相槌をうった。





『それである日、護の腰を不意打ちで揉んでみたの。そしたら護、“あん”って女みたいな色っぽい声を出したんだ』




「もしかしてそれで…性感帯って言ったの?」






『私じゃなくて愛夢美ちゃんに揉まれたら怒るに怒れないだろうし、護も困るだろうなって思って……』




とっても申し訳なさそうな声で言う有紀ちゃんに、何にも言えなくなってしまった。





黙る私の手から護くんがケータイを抜き取る。





『もしもし?今度愛夢美に変な事吹き込んだら承知しねーからなっ!!今回はもらったチケットでチャラだからな!』





ケータイを切ってポケットに仕舞い込むのをブランコに座ったまま見上げていた。





なんか……気…抜けたかも。